手術後の3日間の休養~エコー写真を見て微笑むようになる日まで~
今回は流産手術後の3日間の休養のお話。
6月6日水曜日。
手術翌日。
夫はいつも通り仕事へ。
私はずっと寝ていた。
ベッドに横にならなきゃ、という意識よりも眠いのかだるいのか自然とぐーぐーと眠りつわりのようにひたすら眠っていた。
眠っているときは悲しみもない。時々目を覚ましては人のブログ読んだり。
そしてちょっぴり泣いたり。
お昼に起きたら感動した。
夫が朝仕事に行く前にお昼ご飯を作ってくれていたのだ。
お茶椀がテーブルに並べれ、おかずにはラップがしてある。
「家庭」だ。。
じーんとした。
体調といえば、ずっと寝ていたからか特にどこが痛いということはなかった。
ちょっと拍子抜けするくらい。急に動くと立ち眩みがするくらい。
出血も生理4日目くらいで、普通~少な目といったところか。しっかり吸収されていた時もあれば、全くなにもついていない時もあった。塊とかは全くない。
物理的に身体から取り出したせいか、もう母性もなにもなくなってる。何もなかったかのよう。
とりあえず、ブログをやろうか検討し始める。
6月7日木曜日。
この日も一日中寝ていた。よくもまあこんなにも寝れるものだ、という感じ。
そして同時に悲しみも和らいできていることに気付く。
身体も心も「休養」が大事なのかも。
この日も特に痛みはなかった。
出血も前日同様だった。
6月8日金曜日。
もうすっかり落ち着いたといってもいいほど、心は落ち着いている。
不思議なものだ。のど元通ればなんとやら、というが、子宮から出れば何とやら、か。
この日も午前中はすべて睡眠に費やした。
お昼ごはんを食べてからはさすがに眠らずに起きていた。
睡眠チャージ完了か?
主に部屋の片づけをした。明日からまた元の生活に戻るのだ。
自然と身の回りをきれいにしたくなる。
それとこれまでに妊娠関係でかかったお金の整理やら
もらった書類の整理やらを行った。
このかかったお金や流産手術の際の保険についてはまた
別の記事にまとめようと思う。
そして、わが子のエコー写真。
今日この時にはもうエコー写真を見て、微笑むことができるまでになっていた。
ほんとに不思議である。
よって、写真を整理してしまう前にとあるものを作成してみた。
ボード(結婚式のウエルカムボードに使ったもの。専用のクレヨンで書くとなんども書いたり消したりできる)に、この子への感謝のメッセージと簡単なイラストを描き、エコー写真を周りに張り付けた。
下には、「2018.6.8 明日からは笑顔だよ」と自分への決意ともつかぬ言葉を添えて。
明日には消そうと思うからすぐに写真を撮っておいた。
私の中で、今日はこの子への追悼式だった。
体調はと言うと、夕方まではなんともなかったのに
夜になると急にお腹が痛み出した。なぜ?抗生物質がなくなったから?
ってかそもそも「抗生物質」ってなんだっけ?痛み止めじゃないよね。
なんて調べながらも痛い。
もしや明日から仕事だからその憂鬱さでのストレスか?!まさか。
分からないけど、”いよいよ手術後らしくなったなぁ”なんて。
出血はやや増え、生理3日目くらいの感覚だった。
でも2日目やそれを超える出血は一度もなかった。
明日から仕事。
”ようやく仕事に行けるー(歓喜)” なんてこともなければ、
”ほんとに嫌、行きたくない(鬱)” なんてこともなく。
3日という休養は私にとってはちょうどよかったのかな、と思う。
多分これ以上休むと社会復帰できなくなる気がします。
あとは明日は勝手に自分で(体力的に)軽めの仕事にしようと決めて、
できるだけ心を楽に保つようにした。
そして、もともと日曜日に休みを入れていたので、1日行けば休める、
という状態だったのは良かった。
明日はリハビリだな。
みんななんて言うかな。