稽留流産を経験して 

2018年4月自然妊娠し6月に8週相当の稽留流産となり手術をしました。現在2回目の妊娠中で、これはその1回目と2回目の記録。現在30歳結婚3年目。

39w2d 出産しました!

39w2d 無事出産しました。

先週の検診でまだかかりそうだね〜と言われていて、予定日越しそうかなーと構えつつ、次の検診も行く気満々だったのでなんだか拍子抜け!

さらには出産まで拍子抜け!な結末でございました。

 

以外、淡々と経過を綴ります。

 

20(日)
03:00  おしるし? トイレットペーパーで拭いたらごくごく薄いピンク色で、すんごく粘度が高い細長いびよーんとしたものが、ついた。


03:11お腹痛い気がするけどー
03:17痛い気がするー
陣痛アプリ開始


04:10 家を歩いてたらなにかが漏れた気がしてトイレに行くとはっきりとピンクの液体がライナーに。ペーパーで拭くと、ネバネバのさっき付いてたみたいのも付いた。


06:00 散歩帰りに何かが出た感覚。生理みたいな感じ。尿からじゃなくて膣からのような。破水じゃないよね?分からぬ。
家に帰って見てみるとナプキンが濡れている。
恐る恐る臭いを嗅いでみると、羊水の特徴である生臭い感じがある。けど待てよ、尿の臭いはなんとなく分かるけど普段のオリモノの
匂いって嗅いだことないから水っぽいオリモノとの違いがわからないぞ。ちょっと様子を見よう。


11:33 
やっぱりチョロチョロと流れ続けてる気がするから念の為見てもらった方がいいと判断して、(陣痛もおおよそ6分間隔になってきたし)病院へ連絡。日曜日で受付もなかなか繋がらなかったが、しばらくして年配の男性の方が出て、看護師さんにつなげてくれた。
看護師さんに事情を説明すると、これまで我慢してたのね、と入院する用意して来てくださいと、言われる。


12:00
病院到着。内診もしないまま入院着に着替える
12:45
医師到着。内診してもらう。やっぱり破水だった。子宮口はまだ1〜1.5センチ。柔らかくはなってる。まだ後ろの方。モニターも装着。3-4分間隔。
先生の予想は明日の明け方くらい。


昼ごはん


15:00
おやつが来るが昼ごはん遅かったし、モニターの後にする。
再びモニター。2-3分間隔。 
この頃はまだ写真撮る余裕もあり。


15:40
内診する。まだ2〜2.5センチ。


15:54
おやつを食べる。


ラグビーみ始める。
陣痛中は段々と余裕がなくなってくる。


16:50
トイレ


だいぶんいきみたくなってくる。


18:00
ご飯が来る。陣痛発生中だったのでしばらく看護師さんが見ててくれる。だいぶん苦しい。声も出てくる。気持ち的には1分半間隔くらい。


18:20
トイレも行きたいが、本当にうんちか??
おしっこも漏らしてしまってたかも。羊水ががばっと漏れたのか判断がもはやできない。
漏れてるかも、というとさっとパッドを替えてくれた。気を遣って旦那さん一時退出。(この時たしかにうんちもちょっと付いていたみたい。便意があったのは正しいようだ。) 


いっそのこと、うんちももうここでしてしまいたい。が、看護師さんにトイレ行く?と言われ、つまりはここで排便することは許してもらえなかったので、トイレに行く。波が来てない時は意外と歩けた。


トイレで踏ん張る。すると事件。確かにうんちも出かかったが、なんか違うところから違うものが出かかった気配がした。
恐る恐る股を触ると、肛門より前がかなり盛り上がってる!やばい!ちょっと違うちょっと違う!看護師さんにトイレまで入ってきてもらい、股を抑えてもらいながら(うんちも拭いてもらい)、急いで、でものそのそとベッドに戻る。看護師さん、ほかの人にヘルプを求める。
「いきまないで!」としきりに言われる。努力はしてるが、完璧には出来てない。
看護師さん2名体制に。
しかしどんどん赤ちゃんが出てきてしまう。看護師さんは産科の先生に来てもらいたがってるが、まだ到着しない。結構電話してる。産科の人誰もいない。看護師さん2名と、恐らく他の科の医師?2名(全員女性)がいてくれた。(医師は見守り)看護師さんが途中から、もう出しちゃった方がいいのかなぁと何度も言ってる。赤ちゃん苦しくなっちゃう、と。そうこう言ってる間についに抑えきれなくなり、赤ちゃん出ますよ!と言って、にゅるんっ!一回もまともにいきまず、誕生してしまった!トイレへ行ってから13分後の出来事。私は頭は意外と冷静で、その瞬間をしっかり見られた。足に布とかも全くかけてなかった。出てきた瞬間は泣かなくて、身体も赤紫?灰色?っぽくて、あぁ、呼吸が下手で急に出しちゃったから‥って思った。看護師さんみんなでばんばん叩いて、泣いて泣いてーってやってくれて、お口の水分とってもらって、ぎゃーっと泣き始めた。途中で心配になって、赤ちゃん大丈夫ですか?と聞いたら大丈夫ですよと言ってくれたので安心してお任せすることができた。産科の医師も助産師もおらず、臍の緒を切ることが出来ず、そのまま繋がれた状態で私のお腹の上に赤ちゃんが置かれた。臍の緒をそのまま触らせてもらった。良かった、無事で良かったよぉ。小さいけど大きい。段々と重く感じられてきた。あぁ、急激な展開で感動する間もなく、呆気にとられてしまった感じ。


あ、夫いなかった。


18:50頃
産科の医師到着。臍の緒切ってもらう。胎盤を出してもらう。お腹を触って上からグリグリと絶妙なタッチで排出を促す、アイタタタ、くらいの痛み。


19:00
胎盤摘出終了。その後、先生手を突っ込んで血液を出す。
お股裂けたらしく、塗って貰う。
その間赤ちゃんは体重測ってもらったり。
先生、看護師さんとみんなで朗らかにお話ししながら、縫いながらだけどもまったりタイム。早かったですね〜、超安産ですよ、と言ってもらえて嬉しかった。塗ってもらうのは麻酔(痛みは歯医者の麻酔レベル)したから痛くはない。


19:30
縫合終了
着替えさせてもらう。


19:40
胎盤を見せてもらう。焼肉のホルモンみたい!前日焼肉行ったから妙に生々しい。


低体重の説明を受ける。


20:00
産後1時間の検査。


21:00
産後2時間のチェック。


01:00
入院のお部屋へ。


05:45
起床。歯磨き顔洗い、トイレを済ませてスッキリ。
振り返りを書く。
思い返せば便意と戦った一日だったな‥。


※2日目の朝の気づき
出産時の何とも言えないやり切った感の無さの正体を例えるなら、
「フルマラソンの16キロ地点(つまりかなり中途半端。疲れはなくはないけど、だけど、まだ苦しくないし、折り返しもしてないから終わりはまだ考えてない)にいたら、いきなりヒョイっと42キロ地点にワープされられてしまって、えっ、もう、あと195メートルしか残ってないよ、えっ、走っていいの、ゴールしちゃっていいの?えっ、もう止まらないよ?!あー、あー、あーゴールライン超えてしまった、まだゴールテープの準備なかったよ、カメラも回ってないし、観客もまだいないよ!」
って感じだったな、と思った。
 

取り急ぎ、こんな経過でございました。