稽留流産を経験して 

2018年4月自然妊娠し6月に8週相当の稽留流産となり手術をしました。現在2回目の妊娠中で、これはその1回目と2回目の記録。現在30歳結婚3年目。

手術を決心し、上司&社長へ報告する話

今回は、流産を受け入れ会社に報告した時のお話。

 

 6月3日日曜日。

 考えても仕方のない、というか不要なことだけど、あの時ああだったら、ってやはり考えてしまう。ブログなんかでみんなそう言っていているのを見ても、自分はそうは思わないけどって思ってたけどやっぱり思っちゃうんだな。

 意図に関係なく涙が溢れてきて困る。祖母のことばを思い出す。叔母(祖母から見たら娘)が亡くなった時に「涙が売り切れんやろか」と言ってた。私は今まさにそんな感じだ。

 とりあえずお腹の中にいる以上は辛いだろうってのもあって、手術を急いだ。もう奇跡が起こらないことを十分に確認したうえでだ。それでも、昨日の夜は、もうちょっと待ってもよかったか?とか思ったりもした。でもまた手術の直前にも診てもらえるから、そこで動いていなければもうそうでしょう、と思っている。明日でもう最初の流産宣告から6日経つから大きくなっていなとおかしいから。

 

 さて、昨日私は流産を受け入れ、明日入院、明後日手術をすることにした。会社には、上司にはどう言おうか悩んだが、勤めている会社は大きくもない会社だし、嘘をつくのもなんだか疲れちゃうから、本当のことを言うことにした。

 まずは、直属の上司を呼び出した。やっぱり流産だったこと、赤ちゃんは留まっているから手術しなきゃいけないこと、よって、明日から5日間休ませてほしいことを伝えた。社長にはなんて言おうと考えたけど、やっぱり大きくない会社だし、本当のことを伝えようと思うと伝えたら賛成してくれた。社長も「あいつ(仕事で)精神的にやられているんじゃないのか」とその上司に言っていたらしい。そんな風に思われるのも私としては心外だし、ここ最近の様子を見て、だらだらしてるように思われて、あいつはやる気がない、と思われるのも嫌だったから。

 社長とその直属の上司の間にもう一人、所属長がいるのでその人を呼び、私、直属の上司、所属長で社長室へ入った。

 「昨日病院行かせてもらいました。実は、妊娠していたのですが、お腹の中で亡くなってしまいました。このままにおくと、突然出血したり、感染症の危険性もあるので明日から入院して手術させてもらいたいと思います。」

 そんなようなことを伝えた。

 所属長は「お前働きすぎだよ!」社長は「またできるよ!」と、2人とも明るく力強く言ってくれた。 この時の私はそれをありがたく受け取った。全然嫌な風には思わなかった。

 

 明日月曜に入院、火曜日に手術、水曜日から金曜日まで休養のため、計5日間のお休みをもらった。その間ぼーっとできるのが楽しみ。未だかつてないほどに仕事をする気がない。