稽留流産を経験して 

2018年4月自然妊娠し6月に8週相当の稽留流産となり手術をしました。現在2回目の妊娠中で、これはその1回目と2回目の記録。現在30歳結婚3年目。

妊娠を伝える前に流産の可能性を上司へ報告した時のお話

5月29日午前に流産宣告を受け、お昼に恐る恐る上司へ報告するお話。

※これまで妊娠しているということさえ、誰にも話していなかった。妊娠報告することなく流産報告となってしまった。

 

 

 

会議開始45分前。今話しかけたら迷惑だろうなというタイミングだったが、勇気を出して話しかける。

 

私「お話があるのですが、5分10分お時間よろしいでしょうか。」

上司「うん」

と、すんなり話す場に辿りつけました。

 

私「どこからどのように話したらいいか分からないのですが、、どこまで話すべきか悩んだのですが…(回りくどい)。

実は子どもができまして、いや、いや、それがですね!今日午前中病院行ってきまして、そこで順調であればその旨部長に、お話しようと思っていたのですが、実は今日病院で心臓がうごいていないと言われまして…。私はまだ信じられずにいるし、また明後日病院で見てもらうことになっていますが…。いずれにせよ、流産の可能性があるから今まで黙っていたのですが、よく考えたら流産なら流産で手術で何日かお休みを頂かないといけないので、いきなり休むとなるとそれはそれでご迷惑をおかけするので、今こういうことになるかもしれませんと事前にお耳にいれておこうとお話させて頂いている訳です。。」

と、回りくどいかつ歯切れが悪すぎる報告をしました。

部長「それ(流産)は可能性はどれくらいなんだろう?」

私「先生はもう諦めてる、というか流産だというのですが私は今日の今日でよく分かりません。。また明後日見てもらいます」

 

そこで上司がしてくれた話。

上司「こればかりはねぇ、俺の弟の奥さん2人も流産しててね。原因とかとくにあれなんでしょ。」

なんだかこの一言でとっても救われた気がしました。

まず、妊娠したことに対してマタハラ的負の言葉がなかったこと。

そして、流産の知識が少しでもあったこと。

普通に生活してても一定の確率で流産することを知っててくれてよかった。

 

上司「大丈夫?」

私「…大丈夫じゃないですね…。(半泣き、いや普通に泣けてきた)」

上司「だよね…」

 

なにより、残念そうにしてくれて、私の精神を心配してくれたことがとても嬉しかった。

 

そして、今日は帰ったら?仕事してる方が気が紛れるならいいけど、と言ってくれて、いや、大丈夫ですという素ぶりを見せながらも、お言葉に甘えることにした。

 

今回のことはこの上司までで話を止めて、これ以上には言わないことにしてくれた。言ってもメリットないかなと私が思ったので。

そして明後日の診断後またお話します、ということで話を終えた。

 

部屋から出ると、その上の上司に、

「午前中病院に行ったけど、無理して出てきたみたいなので帰らせます」と言ってくれて、その日は会社から出ることが出来た。

 

本当にこの上司に話して良かったと思った。

正直、これまで100パーセントの信頼関係を築けていた訳ではなかったから、今回のことで、なんというか、見直した。

 

車内で一人でも本当のことを知っていてくれる人がいる、というのが本当に心強かった。