3回目の診療にて下された診断は衝撃的なものだった〜稽留流産宣告
さて、5月29日火曜日。
待ちに待った病院の日。本当は明日30日行く予定だったが、仕事の関係で今日となった。
流産の可能性など考えても仕方ないし、なんとかこの日まで穏やかに過ごそうと努めた3週間。
この日、心拍が確認されたら会社の直属の上司1人にだけ、妊娠のことを伝えようと思った。
8時45分に受付。
9時の診察までは、いよいよ報告となる午後に備え、「妊娠報告 言葉」などとまたネットで調べていた。
一番に受け付けしていた様で、9時になると同時に診察室に呼ばれた。
先生が簡単に前回のおさらい。
「何も見えてないんだね、何かお変わりは?」
そして診察台へ。
今回はもうカーテンも最初からオープンで、エコー画面見せながら始まった。
あっ!
前まで真っ暗だった胎嚢の中に、はっきりと大きく白い赤ちゃんが‥!あぁよかった!
でも先生は何も言ってくれない。
やたらグリグリしている。
「これ腸なんですね、腫瘍かと思ったら、腸にガスが溜まってた」って。
そ、そうですか、ガスは人の10倍くらいいつも溜めている自信ありますよ!便秘でもないのに、やたら出るんです、妊娠前から。おならするとウエスト細くなるんです。
それはさておき、、
先生は、長さを測り始めた、どうやら“とうでんちょう”。
17.2mm、そこから計算されるのは現在8W4d。
「現在8Wですね。‥‥‥‥動いてないですね。後で話します。」
?!?!?!
ダメだったの??
……………………
「残念ながら稽留流産ということになります。」
はっきりと迷うことなく言う先生。
そうなれば、お腹の中を綺麗にする手術をします。
ちょっ、ちょっと待って
もし、納得いかないようであれば、明日また違う先生に診てもらってもいいですよ
‥‥
なんと応えたらいいか分からない。
なんだかもう、もう一度動くということは120%ないという言い方だった。
生きてる可能性は?などとは聞けなくて…。
もちろん、納得など出来る訳ない。
明日は無理だけど、もう一度診てもらうことにした。
カルテを見てもらって、今までに診てもらったことのない先生にみてもらうようにすると言ってくれた。
もし手術するとしたら何日くらい会社休む必要があるんだろう?それが分からないと上司にも相談出来ないと思い聞いた。
私「ちなみに手術すると何日くらい仕事やすまないといけないですか?」
そしたら先生…
「仕事っていう人に私話すんですけどね、
仕事と身体どっちが大事かって話ですよ
日本人くらいですよ、こういう時に仕事の話をするのは。自分がいないと仕事が回らないという自負もってるのは。そんなこと全然ないですから。私がいなくたって病院まわりますから。…」
そんなこと私聞きたい訳じゃない。
そんなこと私言いたい訳じゃない、思ってる訳じゃない。
単純に何日かかるか知りたいだけだ。
なんなら私は私などいなくても仕事は回ると思っている、、、
しかし、ここで言い争いをしてもしかたない。
そうですね、そうですね、分かりました、
と適当に相槌を打っておいた。
先生は手術は早くした方がいいと。
その理由については
①もしそのまま残しておくと感染症のリスクがあること
②次の妊娠ができにくくなるかもしれないこと
を話していた。
もう何がなんだか分からないまま、取り敢えず、もう一回診てもらうことだけ決めて、部屋を出た。
部屋を出た瞬間、、、涙が出て止まらない。
“しくしく”を超えてもう肩が震えてしまっていた。
1分も経たないうちに看護師さんが来てくれた。
話しかけられた瞬間…声を上げて泣いた。妊婦さんに囲まれながら。。
看護師さんが、後ろの方行こっか、と言ってくれて少し離れた席へ。
「いきなりでびっくりしたね」
って、先ほどの先生とは打って変わってとても心を込めて優しく接してくれた。少しの間、肩を震わせながら泣き、その間も
「次の検診でもう一度診てもらいましょうね」「少し休んで行く?」
と言ってくれて、その優しさにも涙が出た。
都合のいい日程を聞いてくれて、次回は3日後の6月1日午後に予約してくれた。
今日は午後から仕事。全然行く気分じゃない。とりあえず一度家に帰ることにした。
続きます。